カイロプラクティック
正しい姿勢で身体の歪みを整え不調を改善する

姿勢が与える身体への影響
人間の身体は、背骨がきれいなS字を描くことで、身体にかかる重力をうまく分散できるようになっています。このS字のバランスが崩れると、重力のかかり方が偏ってしまい、肩こりや首の痛みなどが現れるのです。
また、筋肉にも余計な負担がかかることになり、炎症を起こしたり、靱帯を傷めたりといった影響が出ます。
さらに、身体が歪むと、背骨から内臓につながる神経が圧迫されてしまい、伝達がうまくいかなくなります。それにより内臓の動きが悪くなり、消化不良や便秘などのさまざまな不調につながります。
アドバイザーのご紹介

中川 和也 KAZUYA NAKAGAWA
1987年12月23日生まれ。久留米大学在学中、健友館整体学校で整体を学ぶ。2010年2月、マサキカイロプラクティックで修業を開始。2011年10月、マサキグループ長野カイロプラクティック副院長に就任。年間3000人以上の臨床経験を積む。2014年2月、久留米市東町に「カイロプラクティックヴレ」を開業。

カイロプラクティック ヴレ
久留米市東町1-11
イーストヒルズ301
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あなたの姿勢チェック


鏡に向かって立ち、左右の肩の高さが同じかどうかをチェックします。
どちらかの肩が下がっている場合は、下がっている肩に負荷がかかっています。


鏡に向かって横向きになり、肩甲骨が見えるかどうかをチェックします。
肩甲骨が見える場合は猫背です。横から見て、肩甲骨が見えないのが正しい姿勢です。


仰向けに寝て、ウエストと床の間に隙間がないかどうかをチェックします。
隙間がある場合は腰が反りすぎています。ウエストが床にペタッとつくのが正しい姿勢です。
人間は自分の目線を水平に保とうとする
人間は身体が歪むと、首を曲げるなどして、自分の目線を水平に保とうとします。すると、今度は首に負荷がかかって傷める原因になります。
また、自分の目線がまっすぐだと歪んでいることに気づかないので、姿勢のチェックには鏡を見るのがベスト。みぞおちを真上にスッと上にもち上げるように背筋を伸ばし、かかとに体重をかけましょう。姿勢の矯正には、正しい姿勢をキープして、その姿勢を脳に記憶させることも重要です。最初は、悪い姿勢と正しい姿勢とのギャップから、違和感があるかもしれませんが、身体が馴染んで正しい姿勢に近づいていくにつれ、自然に維持できるようになります。
日常生活にありがちな姿勢の改善
身体が歪む原因は大半が日常生活にあります。足を組む、横座りをする、前のめりで仕事をする、頬杖をつくなど、些細なことの積み重ねが、背骨や骨盤のズレを引き起こすのです。こうした悪い姿勢はしないことが一番ですが、どうしてもしてしまう場合は、左右交互に行うなどしてバランスをとりましょう。
また、ストレッチをする際、左右でやりにくい・やりやすいがある場合は、やりにくい方を多め、長めにするのがポイント。やりやすい側に身体は歪んでいるため、やりにくい方の回数や時間を増やしてズレを戻し、左右の差をなくすことが大切です。
座る時

女の子座り

体育座り

股関節よりも膝の位置が下にくると、骨盤を立てた状態にできるため、高めの椅子に座るようにしましょう。床に座る場合は正座がおすすめ。台になるものを用意し、それに腰掛けるようにすれば、足がしびれません。
◎正座が苦手な方は、台になるものを用意すればOK!
パソコン作業時

前のめり

頬杖

パソコンの画面が目線より低い位置にあると、どんどん前のめりになってしまい、頬杖もつきがちになります。可能であれば、パソコンの下に台などを置いて、画面が目線と同じ高さになるようにしましょう。
◎台が置けないときは、背筋が丸まらないように意識して。
姿勢改善ストレッチ
バスタオルで簡単!骨盤・背骨矯正ストレッチ
姿勢改善のストレッチは、バスタオルひとつで簡単に行えます。このまま眠ってしまうと、腰が反りすぎてしまうので注意してください。
猫背の改善

①バスタオルを丸めたものを肩甲骨の下あたりに当てます。
◎バスタオルは横向きに!

②そのまま仰向けになり手足を伸ばします。この状態を一日5分。
背骨の矯正

①バスタオルを丸めたものを背骨に沿わせるよう当てます。
◎バスタオルは縦向きに!

②そのまま仰向けになり手足を伸ばします。この状態を一日5分。
骨盤の矯正

①バスタオルを丸めたものをお尻のいちばん下に当てます。
◎バスタオルは横向きに!

②そのまま仰向けになり手足を伸ばします。この状態を一日5分。
ポイント!

足の親指を重ねると骨盤が閉まります。骨盤のストレッチは、足の親指を重ね、骨盤が閉まるのを意識しながら行いましょう。

手を上に上げると背筋が伸びます。3つのストレッチとも、万歳をするように手を上に伸ばし、手先を軽く重ねましょう。
骨盤のゆがみ
お尻のストレッチ
骨盤についているお尻の筋肉は、身体の真ん中にあり、最も負荷を受けやすいところです。ここが硬くなると骨盤の歪みが発生します。

①まず、仰向けに横になります

②次に、片足を立てます。

③立てた足を両腕で抱え、反対側の肩に向かって斜めに引っ張ります。

④身体の柔らかい方、もっと伸ばしたい方は、もう片方も足を立て、ひっかけてもOK!

⑤抱えた足と対角の肩に向かって伸ばすのがポイント。反対側も同様にします。
ハムストリングストレッチ
太ももの裏側=ハムストリングスには、前屈のストレッチが効果的ですが、そのまま前屈すると腰を痛めることがあるので、椅子を利用します。

①椅子に片足を載せ、足と反対側の手を背中に回して曲げ、ウエストあたりに沿わせます。

②つま先を立て、腰をしっかり伸ばした状態のまま、身体を前に倒していきます。
ポイント!

つま先を立てないと、前屈しても、太ももの裏側が伸びません。椅子がないところでは、階段などを利用しましょう。
むくみ・冷え
ふくらはぎのストレッチ
ふくらはぎの筋肉は、血液を心臓に戻すポンプの役割をしています。これが硬くなって、ポンプ作用が十分に機能しないと、むくみや冷えの原因になります。

壁から少し離れて立ち、手を肩幅くらいにひらいて壁につけ、壁を押します。かかとを床から浮かさず、壁をぐーっと押す感じで、アキレス腱を伸ばしましょう。
顔のゆがみ
胸鎖乳突筋ストレッチ
首をすくめる姿勢が続くと、耳の下から肩へつながる胸鎖乳突筋が、ギュッと縮まって硬くなり、筋肉のバランスが悪くなって顔の歪みを引き起こします。

①片方の手を頭にかけ、もう片方の手は背中に回して、ウエストあたりに沿わせます。

②頭にかけた方の手を下げるように引いて、首を伸ばします。
僧帽筋ストレッチ
首から肩、背中にかけて広がる僧帽筋も、硬くなりやすい筋肉です。回数にこだわらず、デスクワークの合間などにこまめにストレッチしましょう。

①腕を曲げて、同じ側の肩をつかみます。

②前から後ろに大きく円を描くように回します。

③肩関節ではなく肩甲骨を動かすイメージで。

④前から後ろ。15~20回が1セットです。
顔のマッサージ
皮膚は、年齢とともに下にたるんできます。顔もほうれい線ができるなど、たるんでみえてきます。それを戻すには、自分で顔のマッサージを行うことも大切ですが、その際、手の動く方向が、下から上、内から外になるようにしましょう。反対の方向にすると、逆効果になってしまいます。