筋力トレーニング
筋力を鍛えて生活の質を上げ健康寿命を延ばす

加齢で身体機能が低下すると将来歩けなくなる?!
加齢による身体機能の低下により、歩行に困難を生じたり、思うように体が動かせなくなることを「ロコモティブシンドローム」といいます。「ロコモ」は、筋肉を刺激しないと起こるもので、お腹周り、お尻周り、足の裏周辺の筋肉の筋力が低下することで、ひざ痛、腰痛などの障害が出てきます。この障害が出てくると、歩くのが困難になり、日常生活に支障が出てくるので、精神的にも肉体的にも苦痛を感じるようになります。
歳を重ねていても、筋力の維持や向上はまだまだ望めます。さっそくロコモ対策を始めましょう。
運動を毎日続けるコツ
徐々に種目や回数を増やす。
最初から多くの種目や回数をこなそうとすると、身体がついていかず、燃え尽き症候群を起こしてしまいます。最初は一つのエクササイズを継続して行い、徐々に種目や回数を増やしていきましょう。
する日・しない日を決める。
一日置き、月・水・金など、規則的な頻度で行うことが大切です。また、運動をしない日をつくるのも重要なポイント。早く効果を得ようとする気持ちの焦り抑えることも、トレーニングと捉えましょう。
くじけそうになったときは。
「どうしても続けられない」と思ったときは、自分の理想の姿を思い出しましょう。
「将来、こうなっていたい」という具体的なイメージを頭に浮かべることが、モチベーションにつながります。
日常生活での意識づけでロコモ対策
継続的な運動習慣だけでなく、日常生活でも、ロコモ予防に活用できるシーンが多くあります。駅まで歩く、少し遠いところまで買い物に行く、お腹を引き締めながら家事をするなど、ちょっとしたことを意識してみましょう。また、歩きやすさなどのトレーニングは、その部分の筋肉をしっかり意識し、ポイントを守って行うことで、早い人ではその日に効果を実感できます。トレーニングでやったことを、日常生活でも思い出し、意識づけすることで、「動きが軽くなった」「痛みが減った」などの変化に気づきやすくなります。
どこまでできますか?簡単筋力チェック!
レベル1~5の順で、難易度が上がります。レベル1から順番に行います。どこまでできるかを確認し、現在の筋力をチェックしましょう。出来たレベルによってロコモティブシンドロームの危険度が分かります。
クリアできる回数が少ないと、ロコモティブシンドロームの危険度が高くなります。レベル2クリアは標準ですが油断は禁物。筋力アップを心がけると良いでしょう。
例)レベル3ができたら「良い」になります
診断結果
部位別トレーニング