生活習慣に合わせた食事のバランス
夜遅い人
何かと忙しい現代人。仕事などで帰宅が夜遅くなり、それから食事をとるという方も多いでしょう。食事が終わったらすぐに就寝し、朝は時間も食欲もないので、朝食をとらないという方も増えています。
夜遅くの食事は胃への負担や体重増加を招くうえ、朝食をとらないことで栄養のバランスが崩れ、さまざまな体の不調を引き起こす要因にもなりかねません。
夜遅い食事は、脂肪として蓄積されやすい。
表からもわかるように、食品にはそれぞれ消化にかかる時間が異なります。夜遅くに、消化に時間のかかるものを摂ると、エネルギーに変換されないまま脂肪として蓄積されてしまうため、太りやすくなるのです。また、肥満になると生活習慣病のリスクが高まります。
夕食の時間が遅くなる場合は、消化に時間のかかる脂質を多く含む食品や、炭水化物(ごはん、めん類など)、いも類、糖分の摂取を控えることをおすすめします。遅くなることが事前にわかっている場合は、夕方におにぎりなどを間食として食べ、夕食はおかずだけにするなど、工夫すると良いでしょう。
食品 | 胃内停滞時間 |
---|---|
半熟卵 | 1時間30分 |
卵焼き | 2時間45分 |
白ごはん | 2時間15分 |
麦飯・白米かゆ | 1時間45分 |
うどん | 2時間45分 |
そば・餅・じゃがいも | 2時間30分 |
焼き芋 | 3時間 |
砂糖・キャンディー | 2時間05分 |
牛肉(ステーキ) | 4時間15分 |
エビ | 3時間45分 |
バター(50g) | 12時間 |
夜遅くなる人におすすめの食事

夜遅い食事に向いているのは、基本的には野菜・きのこ・卵・豆腐などのカロリーが低い食材を、できるだけ油を使わずに調理(蒸す・煮る・茹でる・オーブンやトースターで焼くなど)したものです。
肉や魚も、脂質の少ない鶏のささみ・皮なしのムネ肉・豚ヒレ肉・白身魚・鮭・エビなどがおすすめ。野菜から先によく噛んで食べることで、満腹感が増し、食べ過ぎ防止にもつながります。ドレッシングやマヨネーズなどの調味料にも注意が必要。ノンオイルやカロリー控えめのものを選ぶようにしましょう。
生活習慣に合わせた食事のバランス