しじみ豆知識

しじみのパワー

しじみについて

肝臓のケアには「しじみ」がおすすめ!

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日々酷使される肝臓をケアするものとして注目したいのが、昔から養生食として親しまれてきた「しじみ」です。その力は江戸時代の川柳にも詠まれているほど。最新の研究によって明らかにされてきた、肝臓の働きに関わる「しじみ」の健康パワーをご紹介します。

肝臓の損傷を予防。
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アルコールは肝臓で分解されるため、酒量が増えたり連続して飲酒すると肝臓の負担が増し、次第に肝臓の細胞が壊れていきます。その結果、「GOT」や「GPT」など、肝機能の状態を示す数値が上昇し、肝障害へと至りますが、しじみはこの数値の上昇を予防する作用があるといわれています。
ラットによるモデル実験では、しじみエキスを与えていたラットの方が、与えていなかったラットよりも、「GOT」と「GPT」のどちらの数値も上昇が抑えられているという報告がなされました。

脂肪の蓄積を予防。
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アルコールを摂りすぎると、肝臓に中性脂肪がたまり、この沈着が肝臓全体の10%を超えてしまった状態を「脂肪肝」といいます。脂肪肝は、肝蔵の機能が低下し、放っておくと「肝硬変」や「肝臓がん」にもなりかねません。しじみには、中性脂肪の肝臓への沈着を予防する作用が認められています。
ラットにアルコールを摂取させ、肝臓への脂肪の蓄積を確認したところ、しじみエキスを与えていたラットの方が、与えていなかったラットよりも、脂肪の蓄積が抑えられていました。

アルコールの代謝を促進。
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お酒を飲むと、アルコールが胃や小腸から吸収されて血液中に取り込まれ「酒酔い」の状態になります。体内に取り込まれたアルコールは、人体にとって「毒」なので、肝臓が「無毒化=代謝」しますが、しじみはこの働きを助けて、アルコール代謝を早め、悪酔いや二日酔いを防ぎます。
ラットにアルコールを摂取させ、経過時間ごとに血中アルコール濃度を確認した実験では、しじみエキスを与えていたラットの方が、与えていなかったラットより、血中アルコール濃度が低く抑えられました。

コレステロールの代謝を促進。
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肝臓には、食事から摂取する量に合わせ、コレステロール量を調整する働きもありますが、日々の酷使によってこの機能が低下すると、コレステロール値が高くなってしまいます。しじみは肝臓の働きをサポートし、コレステロールの排出を促進することが明らかになっています。
ラットにコレステロールの多いエサを与え、血中及び肝臓中のコレステロール値を計測したところ、しじみエキスを与えていたラットの方が、与えていなかったラットに比べ、コレステロール量が明らかに低下していました。

睡眠の「質」を改善。
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睡眠不足は肝臓を弱める原因の一つですが、深く良質な睡眠にもしじみが関係しているといわれています。九州大学と富山大学が共同で行った、しじみエキスが持つ睡眠への効果の研究で驚くべきことがわかりました。
しじみエキスを与えていたラットと与えていなかったラットのノンレム睡眠中の脳波を解析すると、しじみエキスを与えていたラットの方が、深い眠りのときに現れるデルタ波という領域で脳波が強くなるという結果が得られたのです。