健康コラム

管理栄養士が教える、正しい食知識

食事バランスガイドとは?

管理栄養士 大柴 朗子

管理栄養士
大柴 朗子

食べた「料理」であなたの「食事バランス」がわかります。
「食事バランスガイド」とは、コマをイメージしたイラストで、1日に食べると良い「料理」と「量」を表したものです。

バランスコマは主食、副菜、主菜、牛乳・乳製品、果物の5つの料理グループで構成されています。これらのどれかが足りないと、バランスが崩れてコマが倒れてしまいます。コマの上位にある料理グループほど、しっかり食べるようにしましょう。

食事バランスガイドとは?イメージ
拡大図を見る

それぞれの料理グループをどれだけ食べたら良いかは、1つ2つというように「つ=SV」で表します。
「SV」とは料理の単位を表す「サービング」の略で、「1つ(SV)」または、「1つ」「1SV」だけでも表記できます。食事バランスガイドでは「つ」の数を「SV数」と表現します。

「SV数」はそれぞれの料理グループごとに数える必要があります。「主菜を多くとりたいから、その分副菜を減らす」といったことはできません。

運動:運動することで、「コマ」の回転が安定することを表します。
水・お茶:食事の中で欠かせない存在であること強調するために、水分を「コマ」の軸とします。

お菓子や嗜好飲料は、「コマ」を回す勢いをつけるものとして、ヒモとして表します。
食事のバランスが悪くなると倒れてしまうイメージを、「コマ」で表しています。

あなたの1日の適量は?

食事バランスガイドを使って食生活をチェック!自分の1日の適量を知りましょう。

  1. 下のBの表を参考にして、料理グループごとに食べたSV数を計算しましょう。
  2. 1の結果をもとに下のAの表をみて、自分の活動量に合った1日分のSV(つ)数を確認しましょう。

(料理の計算例)
朝:食パン1枚=1つ分/昼:うどん1杯=2つ分/夜:もりそば1杯=2つ分/合計 主食は5つ分となります。

(SVの確認例)
活動量「低い」男性の場合主食は5~7つ分が適量。

あなたの1日の適量は?イメージ料理例イメージ

あなたの「食事バランス」はいかがでしたか?
例えば、主菜ばかり食べ過ぎて、主食・副菜が欠けていると、コマは傾いてキレイに回りません。
コマがキレイに回るように、バランスの取れた食生活を心がけましょう。

食事バランス良い例イメージ食事バランス悪い例イメージ

生活習慣に合わせた食事のバランス